何事も「与えられて覚える」のではなく
「自らが考えて行動をして身体に染み込ませる」ことで覚えるのです
こちらの記事は2015年11月29日にアメブロで掲載していた記事です
コニです。
自分の頭で考え実行する
これ以上の経験はないと思っています。
体験をせずに誰かから耳で聞いただけの事は実体験ではないので人間はすぐに忘れたりします。
「前にも話したよね?」
「え・・・そうだっけ・・・?」
カーナビが良い例ですね。
今では誰でもスマホをお持ち、車も比較的入手しやすい時代になりました。
そして見知らぬ土地へドライブをする時
アナタはどうやって行きますか??
スマホで住所を調べてカーナビを利用して目的地に行きますよね(もしくは車のナビ)
でも、ナビに従って何も考えずに目的地に行くと、たとえ近場であっても次同じ場所へ行くとき迷いませんか?
迷わないという方はスゴイのですが、恐らく8~9割の人が道を忘れていると思います。
迷わずにもう一度同じ場所へ行くことが出来る人の特徴は
道しるべを自分なりに考えている人だと思います。
これは、どういう事か。
では、逆にナビも何も使用せずに地図だけをたよりに自分の頭で考えながら
「このお店の角を曲がればいいのかな?」
「この信号から何個めの路地に入ればいいのかな?」
「こんな所にこんな建物があったんだー」
などと考えながら目的地に向かうと
自分の頭で考え、目で見て試行錯誤を繰り返しているので脳が記憶しようとします。
これが記憶力につながるんですね。
スマホやナビだと、自動で案内をしてくれるので頭で考えようとしません。
ただ、指示に従っているだけです。
仕事に置き換えると
仕事でも同じです。
誰かに言われた事しかしない人は上記で書いたように
自分で考えて行動をしていないので身に付かない事が多いです。
だから同じ失敗を繰り返すのですね。
また、自分が上司になって部下に仕事を教える際もそうです。
「あれやって」
「これやって」
と結果だけを押し付けて仕事をさせると
部下自身で考えて行動を起こしていないので成長しません。
何も考えずに手だけを動かすので身にもつきません。
結果
上司は「仕えない部下だな~!!!」
部下は「何をすればいいのかわからないんだよ!!」
となります。
悪循環ですね。
こういった状況の場合、上司の行動として正しいのは
「部下に自分で考えさせて覚えさせる」のが正解です。
たとえば、仕事を任せる時も
「Aをこうやって、こうすればBが完成だからこうやってくれるかな?」と言うのではなく
「Aを上手く使って、Bを完成させてくれないか? やり方は自分の思った通りでいい」
と頼む。
初めから答えを教えてしまうと、そこまでの過程を考えない・考えられない人材になります。
なので次、違う仕事をしても応用も効きません。
たとえ、同じ仕事したとしても忘れてたりします。
これではなんの意味もないですね。
部下の失敗は上司の失敗
部下が失敗をしても
自分が責任を取れる上司でもありたいですね。
現代はなんでも機械が人間のかわりにやってくれますが
自分たちで考えて行動をしないと、なんでもかんでも他人任せでなんにも出来ない人間になります。
そして、そういう人材は必ず自身が昇進すると部下に対しても同じ行動をします。
その連鎖が腐った会社・人材を生み出すのです。
仕事を上手く円滑に回したいと思うなら、部下を上手く成長させるのも上司の役目です。
そして、それが出来ないのであれば
上司失格です。
俺はそう思う。